リハビリ病棟での一日

入院でのリハビリテーション
チルチル
リハビリの病院って、一日何をしてるんだろう?

病院によって細かな違いはありますが、病棟では起床、消灯、検温、血圧測定、食事時間などスケジュールが決まっており、規則正しい生活を送ることになります。

病状に合わせてではありますが、回復期リハビリテーション病棟の場合は、1日最大で3時間の訓練(専門職によるリハビリ)を行うことができます。さらに看護師による病棟内訓練や日課の体操、見舞客との面会、曜日によっては入浴などが入ります。
病気や障害を持った身体ですから、健康な方よりも疲れやすいことが考えられます。休息の時間を含めると、1日の多くの時間が埋まるでしょう。

ある日のリハビリ病棟でのスケジュール(例)
〈午前〉
6:00  起床(順番に検温、血圧測定)
7:00  朝食、歯磨き
9:30  作業療法
10:30 入浴(作業療法から戻り次第)

〈午後〉
12:00 昼食、歯磨き
14:00 理学療法
15:00 言語療法
18:00 夕食、歯磨き
21:00 消灯

その他:看護師による病棟内訓練、日課の体操、見舞客との面会など

起床、消灯、食事は大きく時間がずれることはありませんが、入浴は順番になりますし、検温や血圧測定も看護師の忙しさで多少時間が変わってくるでしょう。身支度してキッチリ待つというより、スタッフの声掛けに従って、のんびり待つくらいの心持ちで良いでしょう。

リハビリについては、予定時間は決まっていますが、こちらも看護師かリハビリスタッフが声掛けしてくれます。慣れてくると1人でリハビリ室まで行く機会もあるかもしれませんが、少なくても最初のうちは看護師かリハビリスタッフが送迎してくれます。トイレなどを事前にすませて、居室で待っていれば大丈夫です。

病棟は患者さんが過ごす居室、共用のトイレ、食堂、浴室、来客者などとお話ができる共用スペース、ナースステーションなどから構成されています。

生活の基本スペースは居室のベッド付近になると思います。病院の設備にもよりますが、部屋にはベッド、床頭台(机と収納を兼ねた台)、テレビなどを備えています。着替えや小物は床頭台の引き出しにしまうことが出来ます。本や写真立てなら、床頭台の空いたスペースに置くことが出来ます。入院生活の励みに、家族の写真などを置いておく方が多くみられます。
ベッドにはナースコールが備え付けられています。何か困ったことがあったら、これを押して看護師を呼びましょう。

最初は感じがつかめないと思いますが、しばらく過ごしているとその病棟のだいたいのリズムがわかってきます。
基本的に病棟は同じことを1週間ごとに繰り返しています。病院ごとでもちょっとした違いがあり、最初は戸惑うかもしれませんが、次第に慣れてきますので、安心してお過ごしください。